院長挨拶

　令和5年4月より当院の医療の主軸を老人医療から乳がん治療に変更し、三軒茶屋ブレストセンターを開設いたしました。幅広い診療科に対応する外来診療、特殊疾患病棟も継続し、地域の医療ニーズに応えてまいります。

　現在、日本人女性の罹患率が高い癌腫は乳がんであり、乳がんは予防が困難な疾患ですが、早期発見により死亡率を低下させることが可能です。ブレストセンターは、乳腺疾患の診療に特化し、乳がん検診から入院治療・手術、化学療法までを一貫して行える体制となっています。乳房再建医の協力を得て、乳房再建まで可能とした施設にする予定です。駅前という好立地にある当院は、気軽に乳がん検診を受けやすく、乳がんを発見した場合も他の自治体に行くことなく世田谷区内で治療まで完結させることができます。私が聖マリアンナ医科大学で外来診療を継続していることもあり、大学病院の手厚いサポートを受けることも可能です。また当院では術後の経過観察やフォローアップなど、大学病院の診療サポートも行う予定です。

　当院を近隣の皆様の健康維持・向上にお役立ていただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。