自費 乳がん検診
乳がん検診 コース紹介
症状のない方を対象とした乳がん検診コースです。
検査後、乳腺専門医より結果説明を行います。
※症状がある方は、乳がん検診ではなく乳腺外来(保険適用)を受診してください。
※世田谷区 乳がん検診をご希望の方はこちらをご確認ください。
乳がん検診を受ける方へ
当日お持ちいただくもの
●保険証(マイナンバーカード)
症状がある場合や検診の結果、異常が見つかった場合は保険診療の対象になりますので、必ず保険証はご持参ください。
●当院の診察券(お持ちの方)
乳がん検診を受けられない方、注意が必要な方
超音波検査はどなたでも受けることができます。
以下に該当する方はマンモグラフィを受けることができません。
乳房再建術や豊胸手術をしている方は、必ず事前に医師やスタッフにご相談ください。
マンモグラフィを受けることができない方
●撮影時の圧迫により、破損の恐れがある医療器具を装着している方
(ペースメーカー、埋め込み型除細動器、カテーテル、V-Pシャント、CVポート など)
●妊娠中の方、妊娠の可能性がある方
●授乳中の方
乳がん検診のよくある質問
Q 乳がん検診は何歳から受けた方がいいですか?
乳がん検診は40代から2年に1度の定期的な受診が推奨されています。
ただし、20~30代で発症する場合もあるため、乳がんのリスクが高いと考えられている方やご不安な方は検診を受けましょう。
※自覚症状がある場合は、乳がん検診を待たずに、乳腺外来を受診しましょう。
Q マンモグラフィーと超音波検査、どちらを受けたらいいですか?
マンモグラフィーと超音波検査は異なるメリットがあるので併用することでがんの発見率が高まります。
しかし、どちらか一方を受けるときは、年齢を目安にします。 40歳未満は超音波検査を、40歳以上はマンモグラフィーをメインに考えると良いでしょう。
Q 乳がん検診を受ける適した時期はありますか?
生理前は乳房の張りや痛みを感じやすいため、生理が終わってから1週間以降をお勧めしています。
生理前に乳房の張りが気にならない方や閉経後の方は、ご自身のご都合に合わせてご予約ください。
なお、セルフチェックで症状を自覚した場合には、生理のタイミングに関わらず、乳腺外来を受診しましょう。
Q 乳がん検診はどれくらい時間がかかりますか?
受付・着替え、結果説明で30分程度かかります。
検査内容によって、以下の検査時間がかかります。滞在時間の目安としてお考えください。
●マンモグラフィのみの場合、検査時間は約10分です。
●超音波検査のみの場合、検査時間は約15分です。
●超音波検査+マンモグラフィの場合、検査時間は約30分です。
Q 乳がん検診の結果はいつ分かりますか?
マンモグラフィ、超音波検査の結果は、検査後、当日に乳腺専門医がご説明いたします。
Q マンモグラフィは胸が小さくても撮影できますか?
胸の大きさが撮影に影響することはありません。
マンモグラフィは男性の胸でも撮影することができます。
Q マンモグラフィの被ばくが心配です。
乳房の厚みや乳腺の量などによって放射線量は変わってきますが、体に影響が出るような線量ではなのいので安心してください。マンモグラフィは被曝量は極めて小さく、乳がんの早期発見による効果が大きいことから、利益とリスクを比較して受診を判断することが重要です。もちろんリスクはゼロではありませんから、むやみに撮影していいということにはなりません。
どうしてもマンモグラフィは避けたい場合は超音波検査やMRIなどの検査もありますので医師にご相談ください。
※MRI検査は院内では実施できませんので他施設への紹介となります
Q 乳がん検診で「要精密検査」と言われました。どうすればいいでしょうか?
「要精密検査」=「乳がん」ではありません。
検診だけでは、乳がんと断定することはできないため、より詳しい検査が必要です。できるだけ早く精密検査を受けましょう。
精密検査の検査内容
患者さんの状況に応じて、検査内容を検討いたします。必ずしも以下の検査を全て行うわけではありません。
マンモグラフィ、超音波検査は女性スタッフが対応いたします。
マンモグラフィ
乳房専用のレントゲン撮影です。触診ではわからないような、微細な石灰化をともなう病変や、早期のがんを発見することもできます。透明なプラスチック板で左右、上下と乳房をはさんで撮影します。
乳腺超音波検査
ゼリーをつけて行う検査です。放射線を使用しないので妊娠中の方でも検査が可能です。マンモグラフィではわかりにくい病変が見つかることもあります。
細胞診
超音波検査でしこりやリンパ節の位置を確認しながら、細い注射の針を刺して細胞を針の中に吸い込み、顕微鏡で良性か悪性かを調べる方法です。
※当院は、東邦大学大橋病院 病理診断科と連携しております。
組織診
外来で、局所麻酔をして行う検査です。細胞診で使うものよりやや太めの 針を刺し、しこりの一部組織を採り顕微鏡で調べる方法です。この検査によって、がんの性質(サブタイプ)がわかります。
MRI
主に、乳がんの広がりを確認するために撮影します。強力な磁場の中 で、磁気の力を利用してからだの組織を撮影する検査です。乳房を撮影 するときは専用の装置が必要で、うつ伏せになって撮影します。造影剤 を使います。
※必要な場合は、連携施設にて検査を行い、当院で結果説明を行います。
CT
X線を用いてからだの断面を画像化する検査です。乳房や近くのリンパ節、遠くの臓器(肺・肝臓・骨)に病変がないかを同時に評価することが可能です。造影剤を使って行うことが多いです。
※必要な場合は、連携施設にて検査を行い、当院で結果説明を行います。
骨シンチグラフィ
がんが骨に転移していないか、全身の骨を調べる検査です。
※必要な場合は、連携施設にて検査を行い、当院で結果説明を行います。
PET-CT
全身のがんの転移を調べる検査です。がん細胞は通常の細胞に比べてブドウ糖を3〜8倍取り込む特徴があり、この仕組みを利用してブドウ糖に近い検査薬(放射性同位元素:FDG)を注射して撮影します。
※必要な場合は、連携施設にて検査を行い、当院で結果説明を行います。
腫瘍マーカー(CEA、CA15-3など)
がんは特徴的な物質を産生することがあり、そのうち血液中に増加する物質を腫瘍マーカーとして検出します。がんが転移・再発したとき、治療の効果をみるのに一つの指標として測定します。